ツールバー

ツールバー1

今回はツールバーを作成します。
マウスをボタンの上に持ってきたときだけ、ボタンが浮き上がる「フラットツールバー」にします。

メニュー - インコのWindowsSDK で作成したソースを修正します。

流れ

1.commctrl.h をインクルード

2.comctl32.lib を読み込む

3.TBBUTTON(ツールバーボタン)型の配列を作成

typedef struct _TBBUTTON {
    int iBitmap;       // ビットマップのインデックス
    int idCommand;     // コマンドID
    BYTE fsState;      // ボタンの状態
    BYTE fsStyle;      // ボタンのスタイル
    BYTE bReserved[2]  // 予約済み(=0)
    DWORD_PTR dwData;  // アプリケーション定義値
    INT_PTR iString;   // テキストのインデックス
} TBBUTTON, NEAR* PTBBUTTON, FAR* LPTBBUTTON;

上記のfsStateは、ツールバーのボタンの状態を表す値が格納。下記を指定できます。

TBSTATE_ENABLED ボタンは使用可能
TBSTATE_HIDDEN ボタンは不可視の状態
TBSTATE_INDETERMINATE ボタンは灰色表示

上記のfsStyleは、ツールバーのボタンのスタイル。下記を指定できます。

BTNS_BUTTON
TBSTYLE_BUTTON
標準の押しボタン
BTNS_SEP
TBSTYLE_SEP
セパレータ(区切り線)
BTNS_CHECK
TBSTYLE_CHECK
トグル動作をするボタン
(一度押すと押されたままになるボタン。もう一度押すと解除される。)
BTNS_GROUP
TBSTYLE_GROUP
グループのほかのボタンが押されるまで、押されたままの状態になるボタン
BTNS_CHECKGROUP
TBSTYLE_CHECKGROUP
グループのほかのボタンが押されるまで、押されたままの状態になるボタン
※BTNS_CHECKとBTNS_CHECKGROUPとを結合したものと同じ
BTNS_DROPDOWN
TBSTYLE_DROPDOWN
ドロップダウンをもつボタン
BTNS_AUTOSIZE
TBSTYLE_AUTOSIZE
ボタンの幅を自動調整
BTNS_NOPREFIX
TBSTYLE_NOPREFIX
ボタンのテキストに含まれるアンパサンド(&)などの文字を、関連付けられているアクセラレータのプレフィックス文字として解釈しないように指定
BTNS_SHOWTEXT ボタンテキストを表示
※TBSTYLE_LIST スタイルおよび TBSTYLE_EX_MIXEDBUTTONS 拡張スタイルを持つツールバーでのみ有効

ここでは、fsStateをTBSTATE_ENABLED(ボタンは使用可能)
fsStyleは、TBSTYLE_BUTTON(標準プッシュボタン)、 BTNS_AUTOSIZE (ボタンの幅をイメージのサイズとテキストのサイズの両方をもとに自動計算)を選択

WM_CREATE

1.InitCommonControls()でコモンコントロールの初期化

void InitCommonControls(VOID);

InitCommonControlsEx()を使用することが推奨されていますが、 ここでは、簡単に使用できるInitCommonControls()にします。

2.CreateWindowEx()でツールバーを作成
GetSystemMetrics()で、モニタの画面全体の幅を取得
GetWindowLong(hWnd, GWL_HINSTANCE)で、インスタンスハンドルを取得

CreateWindowEx()の引数 lpClassName (登録されているクラス名)に、TOOLBARCLASSNAME (ツールバー)を指定します

CreateWindowEx()の引数 dwStyle (ウィンドウスタイル)には、下記を指定できます。

ウィンドウスタイル
共通のウィンドウスタイル、 ツールバーのスタイル、コモンコントロールのスタイルが使えます。
ツールバーのスタイル
以下は、lpClassNameでTOOLBARCLASSNAMEを指定したときのみ有効
TBSTYLE_TOOLTIPS ツールバーのツールボタンのためにツールチップコントロールを作成
TBSTYLE_WRAPABLE ボタンが複数行にわたるようなツールバー
TBSTYLE_ALTDRAG CCS_ADJUSTABLE スタイルが指定されているときに、ユーザーが[Alt]キーを押しながらツールボタンをドラッグすることによって、ボタンの位置を変えられるようにします。
TBSTYLE_FLAT フラットツールバー
コントロールが可視状態になる前に設定
TBSTYLE_LIST ボタンのテキストをビットマップの右側に表示
コントロールが可視状態になる前に設定
TBSTYLE_TRANSPARENT 透明なツールバー
TBSTYLE_EX_DRAWDDARROWS ツールボタンにドロップダウンリストボタンを付ける
コモンコントロールのスタイル
以下は、lpClassNameでコモンコントロールを使うクラスを指定したときのみ有効
CCS_TOP コモンコントロールを親ウィンドウの上端につける
CCS_BOTTOM コモンコントロールを親ウィンドウの下端につける
CCS_NORESIZE サイズを固定して、デフォルトサイズが使用されないようにします。
CCS_NOPARENTALIGN コントロールが自動的に、親ウィンドウの上端または下端に移動しないようにします。
CCS_ADJUSTABLE ユーザーがツールバーのカスタマイズをすることができるようにします。
CCS_NODIVIDER コントロールの上端に2ピクセル分のハイライト表示がされないようにします。
CCS_VERT コントロールを垂直表示
CCS_LEFT コントロールをウィンドウの左側に垂直表示
CCS_RIGHT コントロールをウィンドウの右側に垂直表示

3.TB_BUTTONSTRUCTSIZE でTBBUTTON構造体のサイズを設定

lResult = SendMessage(
    (HWND) hWndControl, // ツールバーのハンドル
    (UINT) TB_BUTTONSTRUCTSIZE,
    (WPARAM) wParam,    // TBBUTTON構造体のサイズ(=20)
    0
);

※ツールバーを CreateWindowEx関数で作成した場合には、 TB_ADDBITMAPメッセージや TB_ADDBUTTONSメッセージを送る前に TB_BUTTONSTRUCTSIZEメッセージをツールバーに送る必要があります。

4.LoadString で、文字列リソース(例ではIDC_BUTTON1など)をロードし、 バッファ(例ではszBuf)へコピー

int LoadString(
    HINSTANCE hInstance,  // リソースのハンドル
    UINT uID,             // リソースのID
    LPTSTR lpBuffer,      // リソースが格納されるバッファ
    int nBufferMax        // バッファのサイズ
);

5.TB_ADDSTRING で文字列のリストに文字列を追加

lResult = SendMessage(  // 戻り値:成功すると、追加された文字列の
                        //   リスト中でのインデックスが返る。
                        //        失敗すると、-1
    (HWND) hWndControl, // ツールバーのハンドル
    (UINT) TB_ADDSTRING,
    (WPARAM) wParam,    // lParamを0以外にした場合:インスタンスのハンドル
                        //  lParamに1つ以上の文字列のアドレスを指定する場合:0
    (LPARAM) lParam     // wParamが0以外:リソースID
                        //  wParamが0:文字列のアドレス
);

6.TB_ADDBUTTONS で、ツールバーに新しいボタンを追加

lResult = SendMessage(
    (HWND) hWndControl, // ツールバーのハンドル
    (UINT) TB_ADDBUTTONS,
    (WPARAM) wParam,    // 追加するボタンの数
    (LPARAM) lParam     // 追加するボタンの情報を格納した
                        //   TBBUTTON構造体の配列のアドレス
);

wParam(追加するボタンの数)には、(sizeof(tbButton) / sizeof(TBBUTTON)) をセットします。

7.TB_INSERTBUTTON で、ボタンの区切りを挿入

lResult = SendMessage(
    (HWND) hWndControl, // ツールバーのハンドル
    (UINT) TB_INSERTBUTTON,
    (WPARAM) wParam,    // 0 から始まるボタンのインデックスを指定
                        //  (指定したボタンの左隣に、
                        //   新しい区切りボタンが挿入)
    (LPARAM) lParam     // 追加するボタンの情報を格納した
                        //  TBBUTTON構造体の配列のアドレス
);

8.ツールバーのサブクラス化をします。

8.1.ツールバーのサブクラス化をする理由:
WindowsXPの場合、ツールバーのボタン上でマウスの左ボタンを押したまま右ボタンを押すと、 それ以降のマウス操作を正常に受け付けなくなります。 それを避けるため、ツールバーをサブクラス化してWM_RBUTTONDOWNとWM_RBUTTONUPを処理します。

この不具合は、Visual C++ 2008 2010 両方とも発生します。Windows XP SP3でも修正されていません。

8.2.サブクラス化の方法:

8.2.1.GetWindowLong()で、ウィンドウの情報を取得。

8.2.2.SetWindowLong()で、ウィンドウの属性を変更します。

8.2.3.新しく用意したウィンドウプロシージャ(ここではToolbarProc)で、右クリック(WM_RBUTTONDOWN,WM_RBUTTONUP)されたときに、TB_GETHOTITEMメッセージで、ツールバーがホット状態になっているかどうかを判断します。

lResult = SendMessage(
   (HWND) hWndControl, // ツールバーのハンドル
   (UINT) TB_GETHOTITEM,
   0,
   0
);

TB_GETHOTITEMメッセージの戻り値は、ツールバーのホットアイテムのインデックスです。

8.2.4.ツールバーがホット状態になっていれば、ReleaseCapture()で、マウスのキャプチャーを解放します。

8.3.5.右クリック(WM_RBUTTONDOWN,WM_RBUTTONUP)されたときの、新しく用意したウィンドウプロシージャ(ここではToolbarProc)の戻り値は0にします。
それ以外の場合は、CallWindowProc()により、元のウィンドウプロシージャにより処理させます。

9.TBSTYLE_FLAT でツールバーをフラットにします。
GetWindowLong(hWnd, GWL_HINSTANCE)で、現在のウィンドウスタイルを取得。
SetWindowLong(hWnd, GWL_STYLE, dwNewLong)で新しいウインドウスタイルをセット。

これにより、ツールバーがフラットで表示されるようになります。

10.TB_AUTOSIZE で、ボタンのサイズに合わせてツールバーをリサイズ

SendMessage(
    (HWND) hWndControl, // ツールバーのハンドル
    (UINT) TB_AUTOSIZE,
    0,
    0
);

11.InvalidateRect()で、クライアント全体を再描画。

WM_SIZE

1.MoveWindow()で、ツールバーのウインドウサイズを変えます。
※これをしないと、ウインドウサイズをデフォルトより大きくした場合、大きくした箇所のツールバーが非表示になります。

ソースコードの入力

ソースコードは下記のように入れてください。

test.cpp
#include <windows.h>
#include <commctrl.h>
#include "resource.h"


#pragma comment(lib, "comctl32.lib")      // ツールバーの作成に必要

// グローバル変数:
HINSTANCE hInst;                          // 現在のインターフェイス
HWND hToolBar;        // ツールバーのウィンドウハンドル
WNDPROC defProc;

// TBBUTTON(ツールバーボタン)型の配列
TBBUTTON tbButton[] = {
    { 0 , ID_BUTTON1 , TBSTATE_ENABLED , TBSTYLE_BUTTON | BTNS_AUTOSIZE , 0 , 0 , 0} ,
    { 1 , ID_BUTTON2 , TBSTATE_ENABLED , TBSTYLE_BUTTON | BTNS_AUTOSIZE , 0 , 0 , 0} ,
    { 2 , ID_BUTTON3 , TBSTATE_ENABLED , TBSTYLE_BUTTON | BTNS_AUTOSIZE , 0 , 0 , 0} 
};
TBBUTTON tbSPACE = {0, 0, TBSTATE_ENABLED, TBSTYLE_SEP, 0, 0L};


// このコード モジュールに含まれる関数の宣言を転送します:
ATOM MyRegisterClass(HINSTANCE hInstance);
BOOL InitInstance(HINSTANCE, int);
LRESULT CALLBACK WndProc(HWND, UINT, WPARAM, LPARAM);
LRESULT CALLBACK ToolbarProc(HWND hWnd, UINT msg, WPARAM wParam, LPARAM lParam);

int APIENTRY WinMain(HINSTANCE hInstance,
                     HINSTANCE hPrevInstance,
                     LPSTR lpCmdLine,
                     int nCmdShow)
{
    MSG msg;
    MyRegisterClass(hInstance);

    // アプリケーションの初期化を実行します:
    if (!InitInstance (hInstance, nCmdShow))
    {
        return FALSE;
    }
    // メイン メッセージ ループ:
    while (GetMessage(&msg, NULL, 0, 0))
    {
        TranslateMessage(&msg);
        DispatchMessage(&msg);
    }
    return (int) msg.wParam;
}

//
//  関数: MyRegisterClass()
//
//  目的: ウィンドウ クラスを登録します。
//
ATOM MyRegisterClass(HINSTANCE hInstance)
{
    WNDCLASSEX wcex;

    wcex.cbSize = sizeof(WNDCLASSEX);

    wcex.style = CS_HREDRAW | CS_VREDRAW;
    wcex.lpfnWndProc = WndProc;
    wcex.cbClsExtra = 0;
    wcex.cbWndExtra = 0;
    wcex.hInstance = hInstance;
    wcex.hIcon = LoadIcon(NULL , IDI_APPLICATION);
    wcex.hCursor = LoadCursor(NULL, IDC_ARROW);
    wcex.hbrBackground = (HBRUSH)(COLOR_WINDOW+1);
    wcex.lpszMenuName = MAKEINTRESOURCE(IDC_HP);
    wcex.lpszClassName = TEXT("HP");
    wcex.hIconSm = LoadIcon(NULL , IDI_APPLICATION);

    return RegisterClassEx(&wcex);
}

//
//   関数: InitInstance(HINSTANCE, int)
//
//   目的: メイン ウィンドウを作成します。
//
BOOL InitInstance(HINSTANCE hInstance, int nCmdShow)
{
   HWND hWnd;

   hInst = hInstance; // グローバル変数にインスタンス処理を格納します。

   hWnd = CreateWindow(TEXT("HP"), TEXT("HP"), WS_OVERLAPPEDWINDOW,
      CW_USEDEFAULT, 0, CW_USEDEFAULT, 0, NULL, NULL, hInstance, NULL);

   if (!hWnd)
   {
      return FALSE;
   }

   ShowWindow(hWnd, nCmdShow);
   UpdateWindow(hWnd);

   return TRUE;
}

//
//  関数: WndProc(HWND, UINT, WPARAM, LPARAM)
//
//  目的:  メイン ウィンドウのメッセージを処理します。
//
//  WM_CREATE  - ウインドウ作成時の処理
//  WM_SIZE    - ウインドウサイズ変更時の処理
//  WM_COMMAND - アプリケーション メニューの処理
//  WM_DESTROY - 中止メッセージを表示して戻る
//
//
LRESULT CALLBACK WndProc(HWND hWnd, UINT message, WPARAM wParam, LPARAM lParam)
{
    int wmId, wmEvent;
    int wmax, iString0,iString1,iString2;
    TCHAR szBuf[128];
    static UINT uToolStyle;

    switch (message)
    {
        case WM_CREATE:
            InitCommonControls();
            wmax = GetSystemMetrics(SM_CXSCREEN);
            hInst = (HINSTANCE)GetWindowLong(hWnd, GWL_HINSTANCE);
            hToolBar = CreateWindowEx(
                0,                          // 拡張スタイルなし
                TOOLBARCLASSNAME,           // クラスネーム
                NULL,                       // ウィンドウタイトル
                WS_CHILD | WS_VISIBLE,      // ウィンドウスタイル
                0, 0,                       // ウィンドウ位置
                wmax, 40,                   // ウィンドウ幅、高さ
                hWnd,                       // 親ウィンドウ
                (HMENU)IDW_TOOL,            // コントロール識別子
                hInst,                      // インスタンスハンドル
                NULL);
            SendMessage(hToolBar, TB_BUTTONSTRUCTSIZE, (WPARAM)sizeof(TBBUTTON), 0);

            /* ツールバーボタンに文字列を貼り付け */
            LoadString(hInst, IDC_BUTTON1, (LPTSTR)&szBuf, sizeof(szBuf) - 1);
            iString0 = SendMessage(hToolBar, TB_ADDSTRING, 0, (LPARAM)szBuf);
            LoadString(hInst, IDC_BUTTON2, (LPTSTR)&szBuf, sizeof(szBuf) - 1);
            iString1 = SendMessage(hToolBar, TB_ADDSTRING, 0, (LPARAM)szBuf);
            LoadString(hInst, IDC_BUTTON3, (LPTSTR)&szBuf, sizeof(szBuf) - 1);
            iString2 = SendMessage(hToolBar, TB_ADDSTRING, 0, (LPARAM)szBuf);
            tbButton[0].iString = iString0;
            tbButton[1].iString = iString1;
            tbButton[2].iString = iString2;

            /* ツールバーにボタンを挿入 */
            SendMessage(hToolBar, TB_ADDBUTTONS,
                (WPARAM)(sizeof(tbButton) / sizeof(TBBUTTON)), (LPARAM)(LPTBBUTTON)&tbButton);
            // ボタンの区切りを挿入
            SendMessage(hToolBar, TB_INSERTBUTTON, 2, (LPARAM)&tbSPACE);

            /* ツールバーサブクラス化 */
            defProc = (WNDPROC)GetWindowLong(hToolBar, GWL_WNDPROC);
            SetWindowLong(hToolBar, GWL_WNDPROC, (LONG)ToolbarProc);
            SetWindowLong(hToolBar, GWL_USERDATA, (LONG)defProc);

            /* フラットツールバー */
            uToolStyle = (UINT)GetWindowLong(hToolBar, GWL_STYLE);
            uToolStyle |= (TBSTYLE_FLAT);
            SetWindowLong(hToolBar, GWL_STYLE, (LONG)uToolStyle);
            SendMessage(hToolBar, TB_AUTOSIZE, 0, 0);
            InvalidateRect(hToolBar, NULL, TRUE);

            break;

        case WM_SIZE:
            MoveWindow(hToolBar, 0, 0, LOWORD(lParam), HIWORD(lParam), TRUE);
            break;

        case WM_COMMAND:
            wmId = LOWORD(wParam);
            wmEvent = HIWORD(wParam);
            // 選択されたメニューの解析:
            switch (wmId)
            {
                case IDM_EXIT:
                    DestroyWindow(hWnd);
                    break;
                default:
                    return DefWindowProc(hWnd, message, wParam, lParam);
            }
            break;

        case WM_DESTROY:
            PostQuitMessage(0);
            break;

        default:
            return DefWindowProc(hWnd, message, wParam, lParam);
    }
    return 0;
}


/* ツールバーサブクラス */
LRESULT CALLBACK ToolbarProc(HWND hWnd, UINT msg, WPARAM wParam, LPARAM lParam)
{
    switch (msg)
    {
        case WM_RBUTTONDOWN:
        case WM_RBUTTONUP:
            if (SendMessage(hWnd, TB_GETHOTITEM, 0, 0) >= 0)
            {
                ReleaseCapture();
            }
            return 0;
    }
    return CallWindowProc(defProc, hWnd, msg, wParam, lParam);
}

上記の太線で示している箇所のみ追加です。

resource.h
#define IDM_ABOUT 104
#define IDM_EXIT 105
#define IDC_HP 109
#define IDW_TOOL 150
#define ID_BUTTON1 151
#define ID_BUTTON2 152
#define ID_BUTTON3 153
#define IDC_BUTTON1 161
#define IDC_BUTTON2 162
#define IDC_BUTTON3 163

上記の太線で示している箇所のみ追加です。

test.rc リソースファイル
#include "resource.h"

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//
// メニュー
//

IDC_HP MENU
BEGIN
    POPUP "ファイル(&F)"
    BEGIN
        MENUITEM "アプリケーションの終了(&X)", IDM_EXIT
    END
    POPUP "ヘルプ(&H)"
    BEGIN
        MENUITEM "バージョン情報(&A)...", IDM_ABOUT
    END
END


/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
//
// ストリング テーブル
//

STRINGTABLE
BEGIN
   IDC_BUTTON1   "戻る"
   IDC_BUTTON2   "進む"
   IDC_BUTTON3   "検索"
END

上記の太線で示している箇所のみ追加です。